自分の過ちを正すより早く、他人の後悔を探すための旅に出る。やがて自ずと立ち向かうことになるのが、十数年経っても何も見つけられない自分自身であった。それを正そうと思うことはなかった。いつの間に透明になった心の刺傷に、ある歳の墓参りからの帰り…
待っても手に入らないものならこちらから願い下げだ。拝啓、三年前の屑篭の底
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